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PagerDuty(ページャーデューティー)製品アップデート情報:2025年8月

投稿:2025年8月21日   |    更新:2025年8月21日

デジタル運用管理のリーディングプロバイダーであるPagerDuty(ページャーデューティー)は、2025年8月、ユーザーエクスペリエンスの向上と運用効率の向上を目的として複数の重要な製品アップデートを発表した。これらのアップデートは、ユーザーに運用に関するより高度な制御、柔軟性、そして洞察を提供することで、インシデントへのより効果的な対応とダウンタイムの削減を実現することを目的としている。

▶️‌Private Status PageがBusinessプランユーザー向けに一般提供開始

SSO(OpenID)認証で保護されたプライベートなステータスページを使用することで、内部従業員、パートナー、または顧客とリアルタイムのサービス正常性を安全に共有できる。全ての認証ユーザーが同じビューを共有可能なPrivate Status Page、または同じSSO認証で単一のURL上でオーディエンスごとに見せるBusiness Serviceを出し分けできるオーディエンス固有のPrivate Status Pageの2種類から選択して使用が可能です。これにより、機密性の高い運用情報を保護しながら、ターゲットを絞ったコミュニケーションが可能になる。Businessユーザーで利用できるPrivate Status Pageは1つまで。

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▶️‌全てのSlackユーザーがPagerDutyインシデントをトリガーできるように

これまでは、PagerDutyのライセンスを保持していないユーザーは、PagerDutyが連携されたslack環境であっても、チャネル上からインシデントを起票することができなかった。今回のアップデートにより、PagerDutyのライセンスを保持していなくても、Slackユーザーはチャットから直接PagerDutyのインシデントを作成できるようになった。これにより、問題解決までの時間を短縮し、軽微なインシデントが重大な運用障害にエスカレートすることを防げる。本機能は、管理者によるPagerDutyとSlack環境の連携設定のみで使用可能。なお、管理者向けに、PagerDuty登録外のユーザーによるインシデント作成の可否、インシデント作成に利用可能なサービス指定などの設定を実施することも可能となるため、セキュリティーも維持しながら利用できる。

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▶️‌Service Custom Fieldsが一般提供開始

Service Custom Fieldsの UI、API、または Terraform 統合を使用して、Serviceに対して重要度、ビジネス情報および技術的な所有者、構成詳細などの重要なサービスメタデータを自動的に入力できる。Service Custom Fieldsを利用すると、同じService Custom Fieldの値を持つServiceを一括指定するタグとして利用できる。具体的には、Insightレポートで関係する複数のServiceの一括フィルタリング、特定のServiceのみを対象とするワークフローを実行する際にIncident WorkflowのTrigger条件に指定するなど、サービス管理、レポート作成の改善に活用できる。

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▶️‌AIエージェント第3弾、Insightエージェントの早期アクセス開始

Slackからオペレーションを改革。Insightsエージェントは、PagerDuty のインシデント、サービス、チームそれぞれの分析レポートに存在するデータに関連する質問に回答し、パターン、トレンド、リスクを要約してくれる。組織におけるオペレーション改善のためのパートナーとして活用できる。

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▶️‌Postmortemのサポート終了(2026年1月30日)

PagerDutyは、インシデント解決後の分析機能を強化するため、従来のPostmortemからjeli Post Incident Reviewへのアップグレードを実施する。米国サービス地域のユーザーは、Post Incident Reviewを利用開始することで、解決後のインシデントからより深いインサイトを得ることができる。なお、Postmortemは2026年1月30日まで引き続き利用可能。既存のPostmortemは、2026年1月30日にPost Incident Review内の”Opportunity”に自動的に変換される。

Post Incident Reviewの製品ツアーもご用意しておりますので、ご利用開始の際にはお役立てください。

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▶️‌PagerDuty University日本語認定資格が期間限定で無料に

PagerDutyの認定資格の一つである「PagerDuty 基礎プラクティショナー」の日本語での提供が開始された。2025年12月31日までの期間限定で、認定資格を無料で取得できる。

期間限定キャンペーン対象

・PagerDuty Universityの全6資格(開始から90日間の間で取得可能)

・PagerDuty 基礎プラクティショナー(日本語)

・英語のみ – インシデント管理、PagerDuty AIOps、カスタマーサービス業務、PagerDuty API、PagerDuty 管理者

・認定資格取得前の推奨自習パス(英語)

手順:PagerDutyのユーザーDが必要です

・ステップ 1. 90日間の無料取得期間を有効化する(アクティベーションはこちら

・ステップ 2. サインインする(PagerDutyのアカウントとe-learningを連携) 詳しい説明はこちら

・ステップ 3. 資格取得を開始する。アクセスはこちら

各試験に合格すると認定バッジが授与される。

出典:PagerDuty